副業ブログの投稿を自動化したら3回失敗した——2026年、4回目でうまくいった監視の設計
この記事のポイント:副業ブログの投稿をAIに任せると楽になるが、監視の仕組みを入れないと「2日間誰にも気づかれずに止まる」。3つの失敗パターンと、4回目でうまくいった設計を記録する。
副業でブログを複数運営していると、ある日突然「これ、全部自動にできないか」と思う瞬間が来る。
1本あたり15分。毎日続けると月に7〜8時間が「コピーと貼り付け」に消える。プールに書いた記事を確認して、プラットフォームを選んで、ちょっと直して投稿ボタンを押す——この繰り返しに飽き飽きしたのが、自動化を始めたきっかけだった。
AIを使ったブログ投稿の自動化は、設計さえ正しければ実際に時間を返してくれる。ただし「正しく組む」のが思ったより難しかった。自分の場合、4回目でようやくまともに動くものができた。その失敗の記録を書いておく。
目次
1回目の失敗:「成功しました」は嘘だった
最初に作った投稿スクリプトは、実行後にログへ「成功しました」と表示するだけだった。動いている感覚があって、2日間そのまま信じていた。
翌々日、記事が公開されていないことに気づいた。ログを見ると「ステータス200」で終わっている。でも実際には下書き状態のまま止まっていた。
問題は「HTTPステータスコードだけを確認していた」こと。200が返ってきても、記事が実際に公開状態になったかどうかは別の話だ。
| 確認の方法 | 分かること |
|---|---|
| HTTPステータスコード(200/400/500) | リクエスト自体が受け付けられたか |
| 記事のURLを取得して状態を確認 | 記事が実際に公開されているか |
3日分の記事が誰にも見られないまま下書きになっていた。地味に悔しかった。
- *対策**:投稿後に記事URLを取得し、`status=public`になっているかAPIで確認するコードを追加した。
2回目の失敗:同じ記事が2本投稿された
1回目の反省を活かして、投稿確認のロジックを追加した。次は「失敗時の再試行」を入れた。「タイムアウトしたら90秒待って1回だけ再実行する」という設計だ。
朝起きたら通知が2本来ていた。同じ記事が2本投稿されていた。
原因はシンプルだった。タイムアウト=失敗という前提が間違っていた。 サーバーの応答が遅かっただけで、1回目の投稿は成功していた。再試行の条件を「タイムアウト」にしてしまったため、成功した投稿をもう一度実行してしまった。
| 再試行の条件 | 問題 |
|---|---|
| タイムアウトしたら再試行 | 実は成功していた投稿を再実行してしまう |
| 「本当に失敗したか」を確認してから再試行 | 重複投稿が起きない |
- *対策**:再試行の前に「記事がすでに存在するか(投稿済みか)」を確認し、投稿済みなら再実行しないロジックを入れた。
3回目の失敗:2日間、誰も気づかなかった
確認ロジックも再試行の制御も入れた。「これで完成」と思っていた。
2日後、フォロワーからのコメントで気づいた。「最近投稿していないですね」。
ログを確認すると、スクリプトが2日前から止まっていた。エラーログは出ていた。でも誰も見ていなかった。
- 自動化を入れる前:手動でやっていたから「今日は投稿した」「今日はできなかった」が分かった
- 自動化してから:止まっても気づかない。対応できたのが3日後だった
自動化は「動いている間は楽」だが、「止まったことに気づく仕組み」がないと、静かに何日も何もしていない状態が続く。
- *対策**:当日の投稿数を毎朝スマホへ通知する仕組みを追加した。0本なら何かおかしいと気づける。
4回目:監視を最初から組み込んだ
3回の失敗に共通していたのは「監視を後から追加しようとした」という設計の向きだった。
4回目の設計では順番を変えた。
- 実態の確認:投稿後にURLを取得し、記事が`public`状態か確認する(ステータスコードでなく実態)
- 再試行の前提:「失敗したことを確認してから」だけ再試行する(成功した処理は絶対に再実行しない)
- 毎朝の通知:当日の投稿数をSlackで通知。0本ならアラート
最後の「毎朝の投稿数通知」が一番効いた。毎朝「今日は3本投稿されました」が届いていれば安心。届いていなければ何かある。これだけで「2日間気づかない」が起きなくなった。
自動化は「止まったときを先に考える」設計が要る
副業でブログを複数運営していると、止まる原因は一つではない。APIの認証切れ、プラットフォームの仕様変更、スクリプト自体のバグ。いつか必ず止まる。
「止まることを前提に、どうやって気づくか」を最初に設計することが、自動化を長く続けるコツだと思っている。派手な機能より、地味な監視の方が実際の役に立ちは大きい。
今回分かったこと
- 「ステータス200=成功」は嘘をつく。実態(記事の公開状態)を確認する
- 「タイムアウト=失敗」は前提が間違っている場合がある。再試行前に成否を確認する
- 自動化したあとに最も痛いのは「止まっても気づかないこと」。0本アラートが一番効く
- 監視は後付けではなく、最初から設計に組み込む
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