Ameba・FC2・WordPress・noteを渡り歩いた末に、note中心に落ち着いた理由

C言語でプログラムを書き始めた頃、ブログというものはまだ影も形もなかった。自分がはじめて「ブログ」と呼べるものを持ったのはAmebaで、次にFC2に移り、そこからWordPressで自前のサーバーを立てて、今はnoteに落ち着いている。数えてみると、かれこれ四つのプラットフォームを渡り歩いてきたことになる。

Amebaはとにかく手軽で、アカウントを作ればその日のうちに記事が書けた。芸能人ブログと同じ土俵に自分の駄文が並ぶことに、妙な高揚感があったのを覚えている。

FC2に移ったのは、テンプレートの自由度とアフィリエイトタグを自分で仕込める柔軟さに惹かれたからだった。HTMLやCSSを直接触れる楽しさもあり、エンジニアとしての好奇心をブログ運営という形で発散していた。

WordPressに行き着いたのは、それらの不自由さに疲れたからだ。デザインもプラグインも思いのまま、SEOの細部まで自分でコントロールできる。エンジニアとしては、この自由度はたまらなかった。サーバーの設定を煮詰め、キャッシュを効かせ、表示速度を数値で追いかける作業は、プログラミングそのものの延長として楽しめた。

ただし、その自由には代償があった。プラグインの更新、セキュリティパッチ、サーバー会社からの通知メール。気づけば「書くこと」よりも「維持すること」に時間を使っている自分がいた。休日にまとまった時間が取れたと思っても、その多くがメンテナンス作業に消えていくことも珍しくなかった。

今note中心に落ち着いているのは、その反動が大きい。書きたいときに書いて、あとの面倒はプラットフォームに任せられる。エンジニアとしての性分からすると、この「手放す」感覚には最初かなり抵抗があった。バックアップは大丈夫なのか、サービスが終了したらどうなるのか、といった不安がなかったと言えば嘘になる。

それでも実際にやってみると、維持管理に使っていた時間がそのまま執筆や設計の時間に変わっていくのがわかった。本業を別に持ちながら書き続けるという条件下では、この時間の使い方の差は思っていた以上に大きかった。

プラットフォームを渡り歩いてきて思うのは、どこが一番優れているかという話には、実はあまり意味がないということだ。自由度が欲しい時期もあれば、身軽さが欲しい時期もある。今の自分にとって必要なのは前者ではなく後者だった、というだけの話で、これから先また状況が変われば、別の場所に軸足を移すこともあるだろうと思っている。

それぞれの場所で身についたものも案外多い。Amebaで覚えたのは、とにかく数を書いて場に慣れるという感覚。FC2では、収益化の仕組みを分解して理解する視点。WordPressでは、システムとしてブログを設計するという発想そのものを学んだ。そしてnoteでは、書くこと以外の余計な工程を削ぎ落とす判断のしかたを学んでいる最中だ。

本業でAI・デジタル化の仕事に携わるようになってからは、この「プラットフォームを比較して選ぶ」という視点自体が、業務でツールを選定する感覚とかなり近いことにも気づいた。機能の豊富さだけで選ぶと、あとで運用が回らなくなる。逆に、シンプルさだけを追い求めると、必要になったときに手が届かない。

ブログ運営やプラットフォーム選びについて、より詳しい内容はnoteでも発信しています:

Ameba/FC2/WordPress/note、渡り歩いた末に「note中心」に落ち着いた理由|副業生計屋さん

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